お湯が出ない! リンナイの給湯器が壊れたときの対処法とかかる費用の相場
給湯器はさまざまなメーカーから販売されていますが、そのなかでもリンナイの普及率は非常に高いものです。
しかし、そんなリンナイの給湯器でも「お湯が出ない」などのトラブルが発生する場合もあります。
今回は、給湯器からお湯が出ないときに考えられる原因から、リンナイ給湯器のエラー番号と対処方法、リンナイの給湯器を修理・交換する際にかかる費用相場まで、まとめてご紹介していきます。
万が一給湯器からお湯が出なくなっても慌てないように、事前にチェックしてみましょう。
目次
1. 給湯器からお湯が出ない!|考えられる原因と対処方法
お湯が出ないとなると給湯器の故障を真っ先に疑われますが、実は故障を疑う前にチェックしておきたいポイントが3つあります。
水が出るかどうか
まずは水が出るかどうかを確認します。お湯だけでなく水も出ない場合は、水道のトラブルである可能性が高いです。
1カ所だけから水が出ないのか、または複数の蛇口から出ないのかを確認してみてください。
1カ所だけなら、その水道の止水栓が閉まっていないかチェックしてみましょう。
複数の蛇口から水が出ない場合は、断水や凍結、水漏れが疑われるので水道業者に問い合わせてみてください。
ガスが出ているかどうか
次にガスが出ているかチェックしましょう。ガスコンロに火がつくかどうかで簡単に確認できます。
火がつかない場合には、ガスの元栓が閉まっていることが考えられるので元栓を見てみましょう。
IHクッキングヒーターを使用している場合であれば、ガスの元栓をチェックします。
ガスの元栓を確認して閉まっていなければ、ガスメーターが遮断されている可能性も考えられます。
ガスメーターの遮断から復旧させるためには、契約しているガス会社へ連絡を取りましょう。
プロパンガスを利用している場合は、ガス切れになっていないか確認してください。 ガス切れが原因であれば、契約しているガス業者に連絡して交換してもらいましょう。
給湯器の故障が疑われる場合
水道・ガスともに問題が見られない場合には、給湯器の故障が疑われます。
まずは、給湯器のリモコンにエラーコードが表示されていないかチェックしてみてください。
もしエラーコードが表示されている場合には、取扱説明書やメーカーの公式サイトからエラーコードを検索すると、何が原因でエラーを引き起こしているのかがわかります。
メーカーの公式サイトで検索しなくても、GoogleやYahoo! などの検索エンジンに直接エラーコードを入力するだけでも、コードの意味や復旧方法を探すことができます。
給湯器のリモコンにエラーコードが出ていない場合には、給湯器自体の電源が入っていない可能性もあるので、リモコンを操作して温度設定からチェックしてみましょう。
また、燃焼中の表示やランプが付いているかなども確認してみてください。
電源が入っているにもかかわらずお湯が出ない、または燃焼中の表示やランプがつかない場合には、コンセントを一度抜き、さし直してから再度確認します。
稀に落雷が原因で基盤がショートしたり、緊急停止機能が働いてしまったりすることもあります。
このようなことが原因の場合、コンセントを抜きさしするだけで、お湯が再び出るようになるケースも多いです。
コンセントを抜きさししても給湯器が動かずお湯が出ない場合には、メーカーや修理業者に問い合わせる必要があります。
上記の3点以外にも、水道光熱費の支払いを忘れていないかもチェックしてみてください。
特に引っ越し直後の人や、コンビニ払いに設定している人は要注意です。
ただし、水道代に関しては滞納してもすぐに止められることはありません。
もし長期間滞納している状態が続いていると水道自体が止まってしまうので、支払いは毎月きちんと行うようにしましょう。
2. 修理はできる?|リンナイ給湯器のエラー番号と対処方法
リンナイの給湯器だけではありませんが、故障した際にはリモコン上にエラーコードが表示されます。
表示されているエラーコードにはそれぞれ意味があり、故障の原因を突き止められるかもしれません。
リンナイ給湯器のエラーコードと対処方法を一部ご紹介していきましょう。
コード | 異常 | 対処 |
01 | 給湯サーミスター異常 | 運転スイッチを一度切り再操作 |
02 | 60分連続燃焼 | 給水栓を一度閉めてから再操作 |
03 | 湯はり強制止水 | 再操作 |
05 | 給湯連続燃焼不良 | 電源スイッチを切るか、水栓を閉じて再操作 |
06 | 給湯点火不良 | ガスメーターやガス元栓チェック後運転スイッチを一度切って再操作 |
07 | 給湯ファン回転異常 | 運転スイッチを一度切って再操作 |
93 | 中和器寿命警告停止 | 修理点検が必要 |
E-0P | ふろファン回転異常 | 運転スイッチを一度切ってから再操作 |
このように、リンナイではたくさんのエラーコードから原因を突き止めることができ、さらに公式サイトでは対処法も提示されています。
異常は自身で解決できる場合もありますが、修理や点検が必要となることも少なくありません。
また、故障表示が点滅する場合には、リンナイのお客様センターに相談してみてください。
ただしリンナイの給湯器に限らず、使い始めてから10年以上経過している場合には給湯器本体に使われていた部品が古くなっていて流通していない可能性もあります。
部品が古いと修理も難しいため、新しい給湯器への交換が必要です。
新しい給湯器に交換するとエネルギー効率も良くなり、お湯が出ない問題を解決する以上にメリットが得られる場合もあります。
3. リンナイの給湯器を修理・交換した場合の費用相場
リンナイの給湯器からお湯が出ない原因が給湯器本体の故障によるものであった場合には、修理もしくは交換が必要となります。
リンナイの給湯器を修理・交換する際に気になってくるのがかかる費用の相場です。
リンナイに限ったことではありませんが、一般的な修理相場としてはどの部分が故障しているかによって異なります。
外部の配管であれば1.5万円程度、水栓金具関係であれば2万円程度、リモコンのみでは2万円程度、給湯器本体の修理は1万円~6万円近くまでかかることもあります。
交換であれば、壁掛け式で6万~24万円程度、マンション用PS式や一軒家用室外据置型で7万~27万円程度かかります。
非常に価格幅がありますが、これは交換する給湯器の号数や機能などで変動してしまうためです。
また、リンナイの給湯器を修理・交換する際に、どこに依頼するかによっても費用は大きく異なります。
給湯器の修理・交換を依頼する際には、リンナイなどの給湯器メーカーだけでなく契約しているガス会社や大手ホームセンター、リフォーム会社、給湯器専門の修理・交換業者から選べます。
なるべく費用を安く済ませたいのであれば、リフォーム会社もしくは給湯器専門の修理・交換業者を選びましょう。
特に給湯器の修理・交換実績が豊富な業者を選んでおくと安心です。
4. まとめ
リンナイの給湯器が壊れてしまいお湯が出なくなった際の対処法や、修理・交換にかかる費用相場などをご紹介してきました。
給湯器からお湯が出ないと生活にも大きな支障が出てきてしまいます。
今回はリンナイの給湯器に表示されるエラーコードなどもご紹介しましたが、さまざまな給湯器メーカーがあるなかで、どのメーカーを使っているのかわからない場合もあるでしょう。
エラーコードだけで調べることも可能ですが、わからない場合には専門業者に連絡することもひとつの手段です。
リンナイの給湯器に限らず修理や交換が必要となるケースもありますので、まずは慌てずに今回ご紹介した対処方法を実践してみてください。