リンナイの給湯器が故障! どこにたのむ? まず確認したい保証内容と上手な依頼先の選び方
リンナイ給湯器が故障したときに、どこに依頼すればよいか対処法や依頼先ごとのメリット・デメリット、上手な依頼先の選び方などをご紹介しています。
目次
1. リンナイの給湯器が故障? 最初に確認すること
お湯が出ないなど給湯器の故障が疑われるとき、すぐに修理の依頼をするのではなく、はじめに給湯器の保証期間内かどうか確認しましょう。
給湯器は、8年~10年くらいが寿命の目安ともいわれています。しかし、何らかの理由で突然故障することもあります。
メーカー保証期間内なら無償修理や交換対象となることもあるため、修理などの費用負担に影響します。
(1)メーカーの無料保証期間
メーカーごとに保証期間や保証内容がことなりますが、一般的には給湯器の無料保証期間は1年間です。
ただし、BL品といって財団法人ベターリビングから優良住宅部品の認定を受けた給湯器の場合は2年間の保証期間です。BL品は、主に追い焚き機能や暖房機能が付いた給湯器が該当します。
(2)メーカー個別の保証期間
メーカーによって、無償の保証期間を3年、5年と延長することも可能です。
延長するには事前に給湯器の所有者登録をすることが必要です。ハガキやインターネットから登録する手間はかかりますが、保証が延長されるメリットが大きいものです。
一定の保証料を支払うことで、5年以上の保証期間延長ができる場合があります。たとえば、リンナイでは「ワランティV」という有償の保証延長サービスがあり、商品などによって最長10年の保証期間を選べます。
(3)工事保証
メーカーの無償の保証は、給湯器の製品に対して対応できるものです。それとは別に給湯器の取り付けを行った工事保証があります。
製品本体に不具合がなくとも、配管や配線など取り付け時の不具合で給湯器が使えないというケースもあります。工事の不具合については、工事業者が対応することになります。工事の無償の保証期間は施工業者によるため別途確認が必要です。
(4)故障を疑う前にリセットを忘れずに
お湯が出ない原因が故障以外の場合もあります。
何らかの機械的なトラブルやガス供給の問題であるケースもあるため、一度本体をリセットするなど確かめることも必要です。
なお、故障かどうか確認するための方法はこちらの記事でも詳しくご紹介しています。あわせてご覧ください。
「リンナイのガス給湯器が故障?交換工事をする前に」 https://www.oyakodaiku.jp/rinnai-before-replacement-work
2. 主な依頼先とそれぞれのメリット・デメリット
故障と判断された場合に修理を依頼できるのは、基本的には「ガス会社」「給湯器メーカー」「給湯器専門業者」の3つです。
それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
(1)ガス会社
ガス会社は、熱源としてのガスも供給している会社でもあるため安心感があります。給湯器についての知識もあり、普段から接していることも大きなメリットのひとつです。
費用面では、比較的割高になる傾向があります。競合する会社があまりないことから値引きなども期待できないでしょう。
(2)給湯器メーカー
故障した給湯器メーカーにとりあえず連絡するという方は多いかもしれません。
同じ給湯器でもメーカーごとに仕様は異なりますから、製造したメーカーであれば修理部品の手配などもスムーズに行くことが期待できます。
やはり費用面では割高になる傾向があります。メーカーという立場から正規の修理費、出張費が発生する可能性が高いです。
(3)給湯器専門業者
ガス会社やメーカーよりも費用負担を抑えることができるのが、大きなメリットのひとつです。
給湯器専門業者は競争もあり、各社が顧客満足度を高めるサービスを展開しています。あらかじめ対応できるエリアを限定し、スピーディに対応してくれる業者もあります。急にお湯が出ないなど、生活に支障があるときには助かります。
専門業者はたくさんありますから、どこに依頼すればよいか自分で判断するのが難しい面があります。中には高額な費用を請求する悪徳業者も存在しますから、信頼できる業者を見極める必要があります。
なお、戸建て住宅の場合は、住宅の施工会社が窓口となり対応してくれる場合があります。 また、マンションなどの場合は、あらかじめ管理会社が決められているなど勝手に修理すると規約違反になるケースもありますので、自分で修理依頼をするまえに施工会社や管理会社に確認してみましょう。
3. 上手な依頼先業者の選び方
給湯器専門の業者に依頼する場合には、次のようなポイントに注意しましょう。
(1)資格があるか
給湯器を交換する場合、有資格者が取り扱うことに決められています。きちんとした有資格者が在籍しているか会社のホームページなどから確認しましょう。
(2)工事内容や費用が記載されているか
修理や交換の際にどのくらい費用がかかるのか、目安となる費用がホームページなどで公開されているか確認します。
もちろん、故障の内容により費用は異なりますが、一般的な修理内容での費用をしっかりと記載している会社は安心できます。どのような工事を行うか手順も詳しく記載しているなら、よりわかりやすく信頼できるでしょう。
(3)施工例や口コミ
実際に修理等を行った施工例やお客様の声はとても参考になります。会社の仕事ぶりをリアルに感じることができるためです。
丁寧な対応がよかった、仕事がスピーディだったなど、ユーザーからの声はとても参考になる情報です。
口コミの全部をそのまま信頼するのは危険ですが、口コミをたくさん公開している会社は、ある程度安心できるといえます。
(4)保証内容
メーカー保証や工事保証などどのような保証内容があるか、事前に確認しましょう。
延長保証をする場合は、あとからトラブルにならないようにどの会社の保証制度を利用するのかも確認することをおすすめします。
(5)安易に値引きに応じる
費用は安い方がありがたいですが、極端に相場と異なる値引をしてくる会社は注意しましょう。
部品は相応の費用がかかりますし、修理作業にも一定の人工がかかっています。 仕事を取るために値引対応をして修理工事を手抜きされれば本末転倒です。しっかりと見極めましょう。
4. まとめ
今回は、給湯器が故障したときの依頼選びについて、保証内容や依頼先の種類とメリット・デメリット、上手に依頼先の選び方などについてお伝えしました。
給湯器の故障は突然起こることが多いものです。 どこに依頼すればよいか、また給湯器専門業者に依頼する場合には見極めるポイントを参考にしていただき、安心して以来できる会社選びに役立ててください。