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寒い時期は給湯器が壊れやすい? 見落としがちな不調のサイン|東京・神奈川の給湯器交換・リフォームは親子大工の安田工務店・山口建設

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寒い時期は給湯器が壊れやすい? 見落としがちな不調のサイン

冬場は給湯器を使用する頻度が多くなるため、給湯器が故障しやすい季節です。
同時に、お湯が出ないと生活が大変不便になる季節でもありますので、不調のサインは見逃さないようにしましょう。

故障する原因はさまざまありますが、給湯器から発せられる不調のサインを素早く察知することで、早めに対処できたり、故障を防止したりすることが可能です。
ここでは、寒い時期に給湯器が壊れやすい理由と、トラブルが発生した際の対処法についてご紹介します。

目次

1.寒い時期は給湯器が故障しやすいってホント?

寒い時期に給湯器が故障するケースが多くなるのは、使用頻度の増加と凍結が主な要因です。
給湯器が故障していないのに、故障と勘違いしてしまうケースもありますので、状況をしっかりと把握することが大切です。

(1)寒い時期は給湯器がフル稼働する

給湯器には耐用年数があるので、使い続けていればいつかは壊れます。
耐用年数は通常の使い方を想定して設定されていますので、使用頻度が多いほど劣化の進行は早く、冬場は特に給湯器にかかる負担が大きくなります。
強い負荷がかかれば故障が発生する可能性も高くなりますし、故障箇所や症状によっては給湯器を交換しなければなりません。

耐用年数を過ぎて古くなった給湯器はいつ故障しても不思議ではありませんので、壊れる前に交換してしまうのも賢い方法です。
その場合は自由なタイミングで、余裕をもって好みの給湯器に交換することができます。
年間通じて、給湯器を使用しないで生活するのは難しく、寒い時期に故障すると生活がとても不便になります。
小さな不具合でも発見したらすぐに状態を確認しましょう。

(2)気温低下による凍結

寒冷地や急激に気温が下がった際に起こりやすいトラブルが、給湯器の凍結です。
水は液体から固体になると体積が増加する「凍結膨張」が発生し、凍結した箇所が給湯管の場合、配管にヒビや亀裂が入ってしまうことがあります。
配管の損傷は破裂による漏水だけでなく、漏電などの二次災害が発生する可能性もあるので要注意です。

給湯器の凍結は、気温とお湯の流水量で判断することができます。
水は0度で氷に変化しはじめますが、給湯器が凍結する気温は「氷点下4度」が目安です。
冷え込む時期は天気予報であらかじめ最低気温をチェックし、氷点下4度以下の場合には、夜間から朝方にかけてお風呂の給湯栓から少量の水を出しておく、浴槽に残り湯を抜かずにおいておくなどの凍結対策をすると安心です。

冷え込みが予想される場合の凍結対策について、詳しくは以下のページをご参照ください。

▶朝、寒くてお湯が出ない方へ!

実際に給湯器が凍結しているかどうかは、お湯の出てくる量で確認します。
部分的な凍結であればお湯は出てきますが通常よりも水圧は弱く、完全に凍結している場合にはお湯は出てきません。

無理にお湯を出そうとすると配管が破損する恐れがありますので、凍結している場合は使用を停止し、自然解凍を待ちましょう。
このとき、急いで凍結を解消しようとして、配管に熱いお湯をかけるのは絶対にやめましょう
急激な温度変化により、配管そのものが破損してしまいます。

どうしても急ぐ場合は、配管にタオルを巻いて、常温の水をかけて少しずつとかすようにしてください。
また、とかした後は必ず水分をしっかり拭き取りましょう。外気温が低い状態で濡れたまま放置すると再凍結しやすくなります。

注意:雪マークは故障ではありません

凍結防止機能が搭載されている給湯器で「凍結防止運転」を行っている際、リモコンに雪マーク(機種によっては「❆」「F」「雪だるま」など)が表示されることがありますが、これは故障ではありません。

外気温が一定以下になると自動的に給湯器の配管を保温するヒーターや循環ポンプが作動します。
給湯器本体の電源プラグを抜くと凍結防止機能が停止してしまうため、故障と勘違いして、リセットのために電源プラグを抜かないよう気を付けてください。

(3)お湯がぬるい場合は温度設定が低い可能性も

故障の原因を特定するためには、いろいろなケースを想定することが大切です。
故障と勘違いしやすいケースとして、給湯器の設定温度を低くしていることがあります。
同じ温度でも夏と冬では感じ方が違いますし、冬は少し時間が経過するだけでお湯の温度は低下します。

給湯器の動作がいつもと違うと感じたら、設定温度を変更していないと思っていても、表示されている設定温度は今一度確認してください。

2.寒い時期の給湯器トラブルの対処法

給湯器のトラブルは、ご自身で直せるケースもあります。
寒い時期に給湯器の故障が疑われる場合は、次の対処法を試してください。

(1)給湯器をリセットする

給湯器のリセットは寒い時期に限らず、エラーコードが表示された際の対処法としても有効です。
給湯器にリモコンが付いている場合、スイッチをオフにした後、再度オンにすればリセットされます。
リモコンが付いていない給湯器は電源プラグを抜いた後、さし直すことでリセットできます。

またガスメーターの安全装置が作動することにより、給湯器が利用できなくなるケースもあります。
ガスメーターを復旧するには、ガスメーターに設置されている復帰ボタンを押す必要がありますので、以下の手順に従って作業を行ってください。

ガスメーターの復旧作業の手順
  1. ガスの元栓を全て閉める
  2. 表示ランプが点灯するまでボタンを奥まで押し込む
  3. 復帰ボタンが元に戻り、赤ランプが再点滅したら3分待つ
  4. 3分経過して赤ランプが消えたらガスを使用できるか確認する

(2)暖かい時間に試してみる(凍結の場合)

凍結は氷点下4度以下になることが条件であり、寒冷地以外の地域は日中になれば氷点下4度以上に気温が上昇するので、氷がとけるまで給湯器を使用しないようにし、気温が上昇した状態で給湯器を動かしてみましょう。
前述したとおり、凍結した配管に熱湯をかけてとかすと配管を破損する恐れがあるのでやめましょう。

凍結を繰り返す場合には、給湯器を扱う専門業者に凍結対策を依頼しましょう。
凍結の防止策としては、配管の周囲に保温材や断熱材を設置することで、凍結する温度まで下がらないようにする方法があります。

急な冷え込みが予想されるときに自分で行う場合は、いちばん凍りやすい給水配管にタオルを巻き付けておく・給水配管の周囲を段ボールで覆っておくなどの方法もありますが、冷えた状態の配管は小さな衝撃で破損しやすく、また防火安全の観点からも専門業者に依頼する方が安心です。
施工が間に合わない場合は、前述したお風呂の給湯栓から夜間に水を少量出しておく方法などを試してみましょう。

なお、気温が上昇して氷がとけてきた際、配管から水が漏れだしている場合は要注意です。
凍結により内部で配管の破損が起きた可能性がありますので、給湯器の使用を停止して、業者に修理を依頼しましょう。
内部から漏水している場合、漏電の危険もありますので、不用意に触らないようにしましょう。

(3)設定温度の確認と変更方法

専門業者に給湯器の点検・修理を依頼する前に、現在の設定温度を確認してください。
給湯器の設定温度が低くなったことでお湯がぬるくなり、故障と勘違いしてしまうケースもあります。

リモコン等で温度調節を行える給湯器であれば、目視で設定温度を確認できますし、設定温度の調整で不具合が解消されるかも確かめてください。
温度調節できない給湯器については、給湯器から出るお湯と水の量を調整しながら使用することになります。
水の量を減らしてもお湯の温度が上がらない場合は、専門業者に点検を依頼してください。

(4)古い給湯器は修理より交換を

給湯器の耐用年数は一般的に10年から15年が目安とされていますが、給湯器の設置している場所や環境、使用頻度によって劣化の進行具合は異なり、10年よりも短い期間で故障することも珍しくありません。
購入してから故障するまでの期間が短い場合は、部品交換等をすることで引き続き使用することが可能です。

一方で、古い給湯器については、部品を交換しても別の箇所がすぐに故障するリスクがあるため、修理費用に見合った期間給湯器を使用できるとは限りません。
給湯器の性能は年々進化していますので、耐用年数近くまで使用しているのであれば、修理ではなく交換を推奨しています。
給湯器の在庫があれば、取外・取付作業だけで再び給湯器を使用できるようになるため、冬場に故障した際は交換することも検討してください。

3.トラブルが解消しない場合は業者に点検・修理依頼を

自分でできる対処法を試しても、給湯器の状態が改善しない場合には、専門業者に点検を依頼しましょう。

部分的な故障であれば、早期に修理することで使用できるようになりますが、不具合が発生している状態で使い続けていると完全に壊れてしまい、交換するしか選択肢がなくなります。
一時的に改善しても、すぐに給湯器が使えなくなる場合には、安全に利用する観点から交換をおすすめします。

冬場は給湯器の故障が多く、在庫状況やスケジュールによっては修理・交換に時間がかかることがあります。
特に最近はコロナ禍の影響により、世界中で給湯器が品薄になっているため、ご希望の給湯器や部品の入荷が遅れることがあります。
給湯器の在庫が少ない可能性もありますので、事前にご確認ください。

親子大工で今現在対応できるガス給湯器の在庫状況については、以下のページをご覧ください。

▶親子大工で今現在対応できる在庫給湯器交換について、ガス給湯器の在庫状況

4.まとめ

寒い時期はお湯の使用量が増えるため、給湯器が故障しやすくなります。
凍結など、不具合の内容によっては自分でできる対処法もありますので、まずは試してみましょう。

給湯器が動かなくなった原因が凍結であれば、気温の上昇で解決することもありますが、劣化による故障であれば、修理・交換をしない限り使えるようにはなりません。
給湯器はどんなに丁寧に使っていても、いつか必ず故障しますので、安心・安全に使用するためにも、不具合を見つけたら早めに対処しましょう。

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