年末年始にお湯が出ない!お正月前に交換できる?給湯器交換が必要かチェックするポイント
年末年始の忙しい時期に、急にお湯が出なくなったら大変です。
そんなトラブルを回避するためには、事前に給湯器の状態をチェックしておくことが必要です。
この記事を読むと、給湯器を交換するべきかどうか見極めるチェックポイントや、年末年始前でも交換が間に合うスケジュールについてわかります。
目次
1.年末年始に起きやすい給湯器トラブルの3大原因
年末年始は冬真っ盛りの時期。
実はこの時期に給湯器のトラブルが発生してお風呂に入れなくなったり、キッチンのお湯が使えずに生活が困難になる危険性が高くなります。
(1)冷え込みによる凍結
水温が0℃以下になると、配管部分中心に凍結が起こりやすくなります。
特に凍結防止機能を搭載していない給湯器は要注意です。
お正月からお湯が使えないと大変ですが、焦って配管にお湯をかけて温めようとすると配管が破損して修理が必要になります。
凍結してしまった場合は、多少不便ではありますが自然解凍するまで待つのがいいでしょう。
どうしても急ぐ場合は、配管にタオルを巻き、常温の水をかけてゆっくりとかすようにしましょう。
また、外気温が低い状態で濡れたまま放置すると再凍結してしまうため、とかした後は必ず水分をしっかり拭き取るようにしましょう。
(2)給湯器の寿命(一般的に10~15年)
給湯器の寿命は一般的に10年から15年です。
使用頻度によっては、10年未満でも寿命をむかえてしまいます。
寿命を過ぎてる場合、ある日突然故障する可能性があります。
特に年末年始の冬場は水温が低い状態からお湯にするため、夏場よりも給湯器に負荷がかかります。
また、学校や会社が休みになり家で過ごす時間が増えたり、家族や親戚が集まったりなど、キッチンでお湯を使う機会が増えますので、お正月前後に急にお湯が出なくなるなど、給湯器が故障するリスクはほかのシーズンより高くなります。
「異音がする」「給湯温度が設定より低い」などの小さなトラブルがすでにある場合は、早めの交換をおすすめします。
(3)年末年始の需要増加で業者の対応が遅れる
年末年始に給湯器が不具合を起こしてお湯が出なくなると、ほかのシーズンよりも大変です。
その理由は、修理・交換してくれる業者がお休みだったり、先に述べたように故障するリスクが高くなり、給湯器交換の需要が増加し、対応が遅れるからです。
こうなると、1日、2日お湯の利用を我慢すれば済む話ではなくなってしまいます。
2.給湯器交換が必要かを判断する5つのポイント
お湯が出ないトラブルを回避するため、年末までに給湯器をチェックしてください。
給湯器を交換すべきポイントは5つあります。
(1)使用年数
一般的な給湯器の耐用年数である10年を過ぎている場合、不具合が起きたら修理よりも交換した方がお得です。
耐用年数を過ぎている給湯器は、一箇所修理してもほかの箇所でまた不具合が起きて、交換費用よりも修理費用が高くなってしまうからです。
まずは今使っている給湯器の使用年数を確認してみましょう。
(2)お湯の出が悪い・温度が不安定
お湯の出が悪かったり、温度が不安定な場合の原因は、給水フィルターが詰まっていたり、水栓金具の不具合、給湯器の温度調整センサーの故障などいくつか考えられます。
水栓をいっぱいに開いて出湯量を増やしても改善されないのであれば、業者に連絡してどこが故障しているのか点検してもらうといいでしょう。
(3)異音や異臭がする
ファンモーターが不具合を起こしていると高い音が出ます。
小さな爆発音が続きガス臭い場合は、不完全燃焼を起こしている危険性があります。
どちらも業者に連絡して修理・交換を依頼してください。
特に不完全燃焼を起こしているのであれば重大な事故に繋がる場合もありますので、早急な対応が必要です。
(4)給湯器の表面にサビや腐食
給湯器の表面にサビが見られる場合は、内部の配管にもサビが発生している可能性があります。
もし内部の配管もサビていたり腐食している場合は、お湯にサビが含まれたり、配管が詰まる原因になります。
そのまま放置しておくと問題が深刻化してしまいますので、早めに点検を依頼し、内部の腐食があった場合は交換することをおすすめします。
(5)ガス代・電気代が急に上がる
経年劣化によって給湯器のエネルギー効率が下がると、ガス代や電気代が上がることがあります。
10年以上使い続けていて急激にガス代や電気代が上がるようでしたら、給湯器の寿命で不完全燃焼やガス漏れ、モーターの不具合などが起きている可能性がありますので、特に注意が必要です。
ガス代・電気代の負担を軽減する意味では、ランニングコストに優れた最新機能搭載の給湯器に交換する良い機会かもしれません。
3.お正月前に間に合う?給湯器交換スケジュール
給湯器の交換の必要性を感じても、冬になって需要が高まり、交換がお正月に間に合わないケースがあります。
ここでは年末が近くなって急にお湯が出なくなった場合に、給湯器交換をお正月に間に合わせるための確認ポイントを解説します。
(1)在庫の確認
年末年始になって給湯器交換の需要が高まり、品薄になることが考えられます。
交換の必要性を感じたら、なるべく早めに問い合わせをして在庫があるのか確認しましょう。
在庫がなく「交換は年明けになる」と言われた場合でも、業者によっては在庫が残っているかもしれません。
業者は一つではなく、いくつか候補を見つけておきましょう。
(2)年末の営業日の確認と工事予約
年末年始は給湯器交換の需要が高まるので、在庫があったとしても混み合っているため工事が間に合わない可能性があります。
こちらもなるべく早く連絡して、工事の予約を取り付けることが重要です。
なお、私ども「親子大工」では、年末年始でも給湯器の在庫がある限り営業いたします。
ぜひお問い合わせください。
(3)レンタル対応も視野に
給湯器の在庫がないからといってお正月に給湯器が故障し、お湯が出ない状態になってしまうととても不便です。
在庫がない場合はレンタル給湯器を仮設してくれる業者もありますので、こちらを利用して年末年始をしのぐのがいいでしょう。
希望の機種があり、そちらの在庫がない場合も、入荷までレンタル給湯器を利用する方法があります。
親子大工でも在庫状況によりレンタル給湯器のサービスを行っておりますので、お問い合わせください。
4.給湯器交換の費用相場と補助金の活用
給湯器交換の費用相場と、導入コストを軽減するための補助金制度の活用方法について解説していきます。
(1)交換費用相場の目安
給湯器の交換費用相場をご紹介します。
金額には、給湯器本体費用のほか、工事費、撤去費、消費税が含まれます。
壁掛け(フルオート)
ガス給湯器 | 145,000円~155,000円 |
エコジョーズ | 170,000円~190,000円 |
据え置き(フルオート)
ガス給湯器 | 160,000円~170,000円 |
エコジョーズ | 170,000円~190,000円 |
熱源付(フルオート)
ガス給湯器 | 210,000円~260,000円 |
エコジョーズ | 230,000円~260,000円 |
マンション前方排気(フルオート)
ガス給湯器 | 160,000円~180,000円 |
マンションスリムタイプ(フルオート)
ガス給湯器 | 170,000円~180,000円 |
2025年から値上げを発表している給湯器メーカーは?
大手メーカーのノーリツは、2025年1月6日受注分から約3%から15%値上げすると発表しています。
同じく大手メーカーのパロマは、2024年9月からすでに約4%の値上げを行っています。
ノーリツの給湯器をご希望であれば、年内に購入するのがおすすめです。
(2)補助金制度などの活用
「住宅省エネ2024キャンペーン」では、エコキュートなど高効率給湯器を対象に補助金が支給される制度があります。
期間は2024年12月31日までですので、検討されている場合はお急ぎください。
こちらのキャンペーンは登録事業者で購入し、登録事業者が申請する仕組みになっていますので、事前に確認してから購入先を検討するのがいいでしょう。
親子大工は住宅省エネ2024キャンペーンの登録事業者ですので、お気軽にご相談ください。
その他、東京都在住者対象の東京ゼロエミポイントなどの自治体独自の補助金制度や、ノーリツが実施しているキャッシュバックキャンペーンなどもありますので、情報を確認してみることもおすすめします。
5.給湯器交換でよくある質問
Q1. 給湯器の寿命はどれくらいですか?
一般的に10~15年程度です。
Q2. 交換工事にはどれくらい時間がかかりますか?
通常半日~1日で完了しますが、状況により異なります。
Q3. 高効率給湯器に交換するメリットは?
ガス代や電気代の節約、環境負荷の軽減に繋がります。
その他、もしご質問などがあれば、お気軽にお問い合わせください。
6.まとめ
年始年末の忙しい中で給湯器が不具合を起こし、お正月にお湯が出ないといった状況にならないよう、しっかりと給湯器を確認し、交換が必要な場合は早急に対応をするのがいいでしょう。
少しでも気になることがありましたら、お気軽に親子大工までご相談ください。