夏に多いエコキュートのエラー!エラーコードと家庭でできる対策

連日の猛暑やゲリラ豪雨などの影響を受けて、夏でもエコキュートエラーは多く発生する可能性があります。
エコキュートにエラーコードが表示されると、「すぐに業者に連絡すべきか」「自分で対応できるのか」の判断が難しいところです。
この記事を読むと、夏の時期のエコキュートエラーの原因やエラーコードの意味、自分でできる対処法や予防策についてわかります。
目次
1.夏にエコキュートのエラーが増える理由

給湯器は寒い冬場に故障のリスクが高まりますが、夏場も油断はできません。
夏にエコキュートのエラーがなぜ増えるのか、原因を解説していきます。
(1)高温・多湿
気温が上がると、大気熱を利用するエコキュートの省エネ効果は高まりますが、あまりにも記録的な猛暑が続くと、屋外に設置されているヒートポンプユニットが高温になって故障するケースがあります。
内部の電子部品や配線は、高温状態だと劣化が進んでいきます。
購入してからの期間が10年以上の場合は耐用年数が過ぎていますので、耐熱性能が低下しておりトラブルが発生しやすいです。
また、梅雨の時期は多湿のため、耐用年数が過ぎているエコキュートはエラーが発生しやすくなります。
(2)台風・ゲリラ豪雨
夏は台風の襲来が多く、さらに近年ではゲリラ豪雨も珍しくなくなっており、水害の被害が発生しやすくなっています。
屋外に設置されているヒートポンプユニットが浸水すると故障の大きな原因になり、エラーが表示されます。
浸水した場合は、乾いてから使用できる状態になっても漏電や発火の危険性がありますので、交換するのがよいでしょう。
(3)シャワーの使用量の増加
暑い日が続くとシャワーを利用する回数も朝晩2回などと増えるため、エコキュートの湯残量が足りなくなって、湯切れによるエラーが発生しやすくなります。
また、日中に沸き上げを頻繁に行うと負荷がかかります。
エコキュートの寿命はおよそ10年ですが、使用頻度が増えて負荷がかかると10年未満であっても経年劣化などでエラーが発生しやすくなります。
2.夏によくあるエコキュートのエラーコードと原因

エコキュートはメーカーによってエラーコードが異なります。
エラーコードの意味やその原因、解除方法について解説していきます。
(1)夏に多いエラーコードのメーカー別一覧と原因
夏に起こりやすい「ヒートポンプユニットの異常」「ヒートポンプ配管の異常」「ファンモーターの異常」「湯切れ」を示すエラーコードについて、メーカー別にご紹介していきます。
パナソニック
エラーコード | 原因 |
U61 | タンクにお湯がないためお湯はり停止 |
H45~H50 | サーミスタの断線または短絡 |
H56 | ふろ混合弁またはふろ給湯サーミスタの異常 |
H59 | 給湯混合弁または給湯サーミスタの異常 |
H69 | 暖房サーミスタの異常 |
F11、F12、F23、F24 | ヒートポンプ配管系の異常 |
F14 | 圧縮機配線の異常 |
ダイキン
エラーコード | 原因 |
102、FA、H3、H9 | ヒートポンプユニットの異常 |
E7 | ファンモーターの異常 |
H9、J3、J6、J8 | サーミスタの断線または短絡 |
U51 | 時間がかかりすぎているためお湯はり停止 |
日立
エラーコード | 原因 |
HE01~HE16、HE19、HE22~44 | ヒートポンプユニットの異常 |
HE17、HE20、HE21、C-09 | ヒートポンプ配管の異常 |
三菱
エラーコード | 原因 |
102、C01、C02、C23~27、C29~C32 | ヒートポンプユニットの異常 |
103、117、120、121、201、C03、C17、 C19~C21 | ヒートポンプ配管の異常 |
C04~C11 | サーミスタの断線または短絡 |
C15 | ファンモーターの異常 |
U00 | 給水管の高温異常 |
U04、U05 | タンクにお湯がない |
コロナ
エラーコード | 原因 |
C03 | タンクにお湯がない |
H22~H26、H28~30 | コンプレッサ制御系の異常 |
H40、H41、H44 | インバータの異常 |
E38 | ヒートポンプ配管の異常 |
H04~H12 | サーミスタの断線または短絡 |
H15 | ファンモーターの異常 |
(2)メーカー別・エラーコードの解除方法
リモコンによるリセット方法はメーカーごとに異なります。
パナソニック
台所リモコンの「決定」または「確定」ボタンを押す
(K1、W1シリーズは「メニュー」ボタンを3秒間長押し)
ダイキン
台所リモコンの「決定」または「確定」ボタンを10秒間長押し
日立
台所リモコンの「決定」ボタンを押し、「メニュー」ボタンを3秒以上長押し
三菱
台所リモコンの「日時設定」と「給湯温度▼」ボタンを同時に3秒以上長押し
コロナ
台所リモコンの「運転モード」と「時刻設定」ボタンを同時に5秒以上長押し
3.夏に多い給湯器のエラーの対処法と予防策

夏に発生しやすいエラーの対処法や予防策について解説していきます。
(1)ヒートポンプユニットまたはヒートポンプ配管の異常
一般的に、ヒートポンプユニットは住宅の北側(住宅の裏側)に設置されていますが、直射日光が当たりやすい位置にある場合はサンシェードなどの日除けを設置し、ヒートポンプが高温になるのを防ぐのがよいでしょう。
エラーが出た際は、リモコンをリセットしてみるとエラーコードの表示が消え、利用可能になるケースがありますので試してみてください。
ヒートポンプユニット内の電子機器や配管が高温で劣化した場合は、自分では対処できませんので、業者に依頼して交換してもらうことになります。
(2)ファンモーターの異常
台風などの影響でゴミが排気口に詰まるとファンモーターのエラーが発生しますが、これは自分で取り除き対処することができます。
日ごろから排気口の周囲には物を置かないようにしておくと、エラーが起こりにくくなります。
(3)湯切れ
湯切れによるエラーが表示された場合は、沸き増し機能を利用すると1時間ほどでお湯が使えるようになります。
貯湯タンクのお湯が一定量を下回ると自動で沸き増ししてくれる機能を備えている場合は、設定をONにしておくと湯切れを予防できます。
また、夏場に多くのお湯を使うことが想定されるのであれば、貯湯タンクの容量が大きいエコキュートに交換しておくのもよいでしょう。
(4)給湯器の寿命
耐用年数の10年を過ぎている場合は、経年劣化によって不具合が起こりやすくなります。
リモコンのリセットで一時的に利用できるようになるケースがありますが、不具合が起こるタイミングがどんどん短くなり、最終的に故障してお湯が使えなくなりますので、早めに専門業者に依頼して修理や交換をしましょう。
使用期間が10年を過ぎている場合は、一部を修理しても他にも経年劣化による異常が発生して、また修理が必要になってきます。
耐用年数を過ぎているのであれば、エコキュート本体を交換した方がお得です。
今なら省エネ給湯器の交換に補助金が使える可能性
エコキュートは初期費用が高いので、本体の交換は経済的な負担になりますが、今なら省エネ給湯器に適用される補助金を利用してお得に交換できます。
国の補助事業である「住宅省エネ2025キャンペーン」には、給湯器の交換に活用できる「給湯省エネ2025事業」があります。
エコキュート1台につき6万円の補助金に加え、性能によってはさらに4万~7万円が加算されて、最大で13万円もお得に交換できる可能性があります。
住宅省エネ2025キャンペーンは、登録している業者による申請手続きが必要です。
親子大工は登録事業者ですので、お気軽にご相談ください。
また、自治体独自で行っている支援事業もあり、住宅省エネ2025キャンペーンとの併用が可能です。
例えば東京都にお住まいの方は、「東京ゼロエミポイント」を利用して、さらに12,000円お得に交換できます。
ぜひ、お住まいの自治体に適用される補助金制度がないか事前に確認してみましょう。
補助金制度は予算に達すると終了となってしまいますので、エコキュートの交換を検討されている場合はお早めに決断されることをおすすめいたします。
4.まとめ

エコキュートは、猛暑による気温の上昇やゲリラ豪雨、シャワーの使用回数の増加などの影響で、夏場にエラーが起こることがあります。
メーカーごとにエラーコードやエラーの解除方法が違うため、注意が必要です。
猛暑の中でお湯が使えない日が続くことがないよう、いざというときのために、お使いのエコキュートの対処法や予防策を確認しておきましょう。
特に、耐用年数の10年が過ぎている場合は、不具合が発生しやすくなるため、故障する前に早めに交換しておくと安心です。
また、エコキュートへの交換には、補助金を活用してお得に交換できる場合もありますので、ぜひ交換前に、国や自治体の補助金情報もチェックしましょう。